毎日コーヒー飲めば肝機能改善、ただしドリップ限定、大阪市大
肝炎や肝硬変といったC型慢性肝疾患の患者で毎日1杯以上のドリップコーヒーを飲む人は、肝臓の機能が改善するとの研究結果を大阪市立大のチームがまとめ、11日付の米オンライン科学誌プロスワンに発表した。肝硬変への移行を減らし、肝がんの発生を予防する効果も期待できる。
大阪市立大病院を受診した20~80代の患者376人で、肝細胞が壊れると上昇する「アラニン・アミノトランスフェラーゼ(ALT)」という酵素量の変化と、コーヒーを飲む頻度を比較。ドリップコーヒーを1杯以上飲んでいた人は、飲んでいない人に比べ、1年後のALT値が正常値を維持していたり、低下したりした人が多かった。量を飲めば飲むほど、効果が上がっていた。理由は不明だが、缶コーヒーや、インスタント、カフェインが入っていないコーヒーを飲んでいた人では、効果があまりなかった。
2013.12.12 23:59 [westライフ]msn掲載
コーヒーに関してはいろいろと研究がなされています。今回は「コーヒーにもしかしたらこんな作用があるかも!?」をお届けします。
コーヒーといえば最近結腸がんのリスクを下げるかもしれないということで話題になりましたが、その他いろいろと研究がなされています。
今回は「コーヒーにもしかしたらこんな作用があるかも!?」をお届けします。ただし、ガイドはかなりのコーヒー好き。ですので、ちょっと肩入れしているかも知れませんので、その辺は割り引いてお読み頂ければと思います。
腸がんを予防するかも!?
コーヒーパワー!?"
コーヒーを一日3杯以上のんでいる女性は、あまり飲まない女性に比べて結腸がんになりにくいという調査結果があります。詳しくは女性はコーヒーで大腸がん予防!へどうぞ。
昔はコーヒーを飲むと胃が悪くなるとよく言われたものですが、最近はあまり聞かなくなりました。イギリスのコーヒー科学情報センター(Cosic)は胃潰瘍や胸焼けとの関係ははっきりしないと言っています。
逆に、コーヒーには、殺菌効果があるので胃がんの原因となるピロリ菌を殺して胃がんの予防に役立つかも!?という話もあります。
その他、コーヒーは飲酒による肝臓への負担を減らすとか肝臓がんを減らす、コーヒーに含まれる抗酸化物質のクロロゲン酸ががんのリスクを減らす、など、いろいろな説があります。
執筆者:山田 恵子